ハーブティーでは定番ともいえるカモミールですが、精油でよく使うのはカモミール・ローマン、お茶で楽しむのはカモミール・ジャーマン。

今回ご紹介するカモミール・ローマンは、お茶にすると苦いそうです。飲んだことはないのですが。

香りはとてもいい。甘くて優しい、心癒される香りです。

非常に高価な精油なのですが、それだけの価値はある！と声を大にして言いたい。

あんな小さな花から精油が採れるだけでもすごいと思います。

アロマテラピーを始める前、本で読んだ時に「りんごっぽい香り」と書いてあったので、すごく楽しみにして嗅いだのです。

うーん。りんごとは、ちと違うと思う。

少なくとも、私はりんごとは感じなかったけれど、柔らかい、優しい香りです。

強すぎない香りなので、小さな子供にも使いやすいです。（アロマテラピーは3歳以上になってからがおすすめ）

小さなことが気になるとか。

いつも緊張しているとか。

常に不安感があるとか。

そんな方にこそ、カモミール・ローマンを嗅いでみてほしい。

リラックスしたい時に緊張がほぐれないのは辛いですよね。

だんだん、神経が細くなっていく気がします。

緊張が続いていると、胃腸の調子も悪くなったりして、全くいいことがありません。

そんな時に、緊張をほぐしてくれるのが、カモミール・ローマンなのです。

カモミール・ローマンは、心の落ち着きを取り戻させてくれる香り。嗅いでいるうちに、冷たかった心が、だんだん温まってくるようです。

どうしていつも緊張しているのでしょう。

緊張が強い人は、まだ起きていないことへの不安や心配が、人より大きいのではないかと思います。

失敗しないだろうか

嫌われないだろうか

そんなことを、いつも考えていませんか？

未来のことって、誰にもわからないです。うまくいくかもしれないし、いかないかもしれない。

今考えてもわからないので、実際に起きてから考えればいいこともあります。

失敗しないために対策を立てることは必要かもしれないけれど、「どうしよう」と心配しても、それが何かの助けになることはあまりありません。

ですから、できるだけのことをやったなら、後は運を天に任せるくらいの気持ちでいた方が、きっと気楽に過ごせると思います。

まだ起きてないことを、必要以上に不安に思わないことです。

不安や心配、緊張でリラックスできないという時、ティッシュにカモミール・ローマンを１滴垂らして、枕元においてください。

横になったら、ゆっくり深呼吸をして、優しい香りを思い切り体の中に取り込んで。

余計なことを考えないように、吐いて、吸って、と呼吸することだけに意識を集中させます。

手足が温まってきて、穏やかな眠りにつけると思いますよ。